サビがサビを呼ぶ
様々な金属、おもに鉄がその光沢を失い茶色くボロボロにサビていく様子をだれもが目にしたことがあるでしょう。鉄の場合、酸素、水、それに加え僅かな塩分、これらの要素が揃うとサビが発生します。そして、サビがさらにサビを広げ少しずつ、しかも確実に侵食していき、最終的には構造物の強度の低下や破壊に至ります。事実、サビ(金属の腐食)が原因で多くの故障・事故が発生し、ときに人命すら奪います。また、サビの発生は美観も損なう厄介者でもあります。
世界が認めた防錆力!強力サビ止め塗料CCP
CCPは、化学的にサビの発生と進行を封じ込める強力で画期的なサビ止め塗料です。一般的なサビ止めの多くは、サビを絆創膏のように覆い隠すことでサビの進行を食い止めます。一方、CCPはその効果に加え、金属表面と発生してしまったサビそのものに分子、原子のレベルで薬のように作用、不活性化します。不活性化したサビはそれ以上サビの進行を促進することがありません。さらに、CCPはサビによく浸み込んで、サビの原因となる酸素や水分をも追い出すため抑制効果はより強力なものになります。
一般的なサビ止めでは、目に見えない塗装の下でサビが進行、いずれは塗膜を突き破るほどに進行することも多々ありますが、CCPではそのような現象を抑え込みます。
サビの上から塗られるサビ止め
CCPは、サビた面にそのまま塗られる下地塗料(プライマー)です。塗装による防錆処理をする際、一般的にはサビを金属光沢が出るほどに完全除去せねば十分な性能が得られません。しかし、CCPはすでに述べたようにサビそのものに作用、不活性化する効果があるため、サビの上からそのまま塗っても効果を発揮します。(注)ただし、予め容易に剥がれ落ちるようなサビの除去は必要です。サビそのものを補強、腐食により欠損した部分を補填する効果はありません。
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CCPシリーズには、防錆対象または錆面への直接塗工が可能なタイプと、工業製品製造ラインでの使用に特化した焼付塗装タイプをご用意。また、焼付塗装タイプについては一液型、二液型がございます。詳しくは、カタログおよび弊社担当にお問い合わせください。CCP資料(CCP-117,139,134-11) (PDF形式、746kB)